「必死にやる」より「鬼のようにやる」のほうが楽しい

いらすとや 節分のイラスト「笑う赤鬼」

「必死にメールを返信する」よりも「鬼のようにメールを返信する」のほうが楽しい。「俺は鬼だ。人間ども、この圧倒的な力を見よ」というテンションでガンガン手を動かしていると、人間の限界を超えた速さ(?)で仕事が片付く。

他にも、「鬼のように早くスーパーで買い物をする」「鬼のように掃除する」「鬼のようにブログを書く」といった使い方ができる。実際に「鬼のようにブログを書く」を今試しているが、不思議とタイピングスピードが上がっている。

「鬼のように」は辞書にこう書いてある。

鬼のように

程度が甚だしいさま、勢いのすさまじい様子などを意味する表現。「鬼のように難しい」「鬼のように特訓する」などのように用いられる。

weblio 日本語表現辞典 https://www.weblio.jp/content/%E9%AC%BC%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB

「程度が甚だしい、勢いがすさまじい様子」という意味は、ざっくりいうと「すごい」に近い。ただ「すごい」よりも「鬼のように」のほうが勢いのすさまじい様子を具体的にイメージしやすい。「すごい」は「かわいい」と一緒で、頻繁に使われすぎて言葉の意味を弱く感じてしまう。

また「必死に〇〇する」「全身全霊で〇〇する」「頑張って〇〇する」は、自分の身を削っているような印象を受ける。一方「鬼のように〇〇する」は、人間の限界を簡単に超えていけそうな印象だ。(なぜなら鬼に限界はないから。) また、「〇〇する」ことが苦になりにくい。(なぜなら鬼には人間にとっての「苦」はたいしたことないから。)

尊敬する人の行動をマネることで理想の自己像に近づく「モデリング」という心理学用語がある。「鬼のように〇〇する」というのは、鬼をマネる、つまり鬼のモデリングをすること。鬼を尊敬するかはさておき、人の能力を遥かに超えた架空の存在である「鬼」のモデリングをすることで、普段の自分以上の力が出せるのだ。

「鬼のように」というだけで自分が抑えていた力を引き出せる。まるで地獄先生ぬ~べ~のようだ。みんな、鬼の手を隠し持っているのだ。

最後に、「鬼のように」をさらに楽しむコツを考えた。

  • 「今から鬼のように〇〇します」と宣言すると応援してもらえる
  • 周りに「うわーすごい、鬼か」といってもらうと気分が上がる
  • 「鬼のように」の代わりに「鬼神のごとく」「修羅のごとく」にするとランクアップする

以上。

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