予算的にヘルシオかホットクック、どちらかしか買えないという方に、半年間使ってみてわかったことをご紹介します。
筆者はヘルシオAX-AW500と、ホットクックKN-HW10Eを購入し、両方とも料理に活用しています。
本記事では、それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、迷っている方にどちらを買うべきかご紹介します。
(注意:この記事は、一人暮らしが前提です。また、ヘルシオは「まかせて調理」機能付きモデル、ホットクックは1.0Lモデルを想定しています。この記事内の「ヘルシオ」は、ウォーターオーブン機能のある電子レンジ型の調理器のことを指します。正確にはホットクックも「シャープ ヘルシオ」シリーズの一つですが、この記事では「ホットクック」で統一しています。)
ホットクックのメリット・デメリット
- 料理初心者でも、切って入れるだけなので簡単
- 一人暮らし向けのメニューに対応
- 手入れが簡単
- 煮込み料理はガス調理よりおいしい
- 調理に時間がかかるものが多い(10分とかは無理、早くて20分くらい)
- においがちょっと残りやすい
こちらの記事でも紹介していますが、私のホットクックの一番の感想は、「加熱中、キッチンにいなくていいの楽すぎ!」「味も十分おいしい!」の2点です。
また、一人暮らし向けのメニューとして、以下のメニューを良く作ります。
- カレー
- 味噌汁、洋風スープ
- パスタ(ペペロンチーノ、ナポリタン、トマトパスタ)
- 焼きそば
- 焼きうどん
こういった一人暮らし向けのメニューを、料理初心者でも簡単に作れるのが、ホットクックの最大のメリットだと思います。
なにせ、材料を切って入れるだけ、加熱はすべておまかせなのですから。
味は、ガスやIHで作るのと比べても、普通に美味しいです。
炒めもの(一応できる)は流石に苦手ですが、フライパンではなく鍋で作るような煮込み料理なら、ホットクックで十分美味しいです。
特に野菜の甘味を出すのはホットクックのほうが上手です。
デメリットは、完成までに時間がかかることです。
カレーも40分かかりますので、鍋で作ったほうが早いです。
ただ、煮込んでいる40分間は、他のことをしていても良いので、トータルでは確実に時短になります。
ヘルシオのメリット・デメリット
- まかせて調理が超便利
- ちょっと焼きたいものを複数同時に焼ける
- レンジとしても使える
- 蒸しものが簡単
- 揚げ物もヘルシーにできる
- 手入れが面倒
- レンジとして使っているときは他の加熱調理ができない
- 炒めものなど、フライパンに劣る場合がある
- 料理初心者向けではない(切り方や配置にコツが必要)
こちらの記事でも紹介していますが、私のヘルシオの一番の感想は、「まかせて調理が便利!」「手入れが面倒!」の2点です。
まかせて調理は、一言でいうと「全自動焼き・全自動蒸し機能」ですが、一言では語り尽くせない便利さがあります。(詳細はこの記事をどうぞ。)
ヘルシオの購入ポイントは、この「まかせて調理」にハマれるかどうかにかかっていると思います。
まかせて調理にハマれない場合、せっかく買ったのに電子レンジ機能しか使っていない…という宝の持ち腐れになることも多いと聞きます。
また、まかせて調理は、炒める機能もありますが、炒めものは水分が飛ばず、また焦げ目もつきにくいので、フライパンよりも味が劣る場合があります。
そして最大のデメリットは、「水を入れる」「調理後、庫内を拭く」という手入れが必要なことです。
この作業は、電子レンジ機能を使うときは不要ですが、まかせて調理などのウォーターオーブン機能を使うときには必要になります。
この作業は、今までの調理にはない作業なので、特に最初は面倒に感じます。
私としては「まかせて調理」が便利すぎるので、このデメリットを上回る便利さだと思いますが、感じ方は個人差が大きいようです。
ホットクックをおすすめする理由
ヘルシオとホットクックの違いを、簡単にまとめました。
ヘルシオ | ホットクック | |
値段 | 高い (まかせて調理つきモデルだと8-10万円) | 安い (小型モデルで4万円) |
主な使いみち | 焼き、炒め、揚げ、蒸しが可能 使用頻度は電子レンジ機能8割 ウォーターオーブン2割 | 煮込み、蒸し、炒め |
よくやる料理 | 焼き野菜、魚のホイル焼き、蒸し野菜、唐揚げ | カレー、みそ汁、スープ、パスタ、焼きそば、煮物 |
時短効果 | やや小さい | 大きい |
お手入れ | ひと手間かかる | かんたん |
トータルで考えると、ヘルシオとホットクックのどちらか片方しか買えない場合は、私は迷わずホットクックをおすすめします。
理由はこれまで述べたとおりですが、一言でいうと、以下です。
ヘルシオは「まかせて調理」にハマれば最高ですが、ハマらないと使わなくなる可能性が高いです。その可能性に賭けるには価格が高すぎます。
ホットクックは、調理初心者から上級者まで使いこなせる可能性が高く、時短の一歩目として最適です。
まとめ
ここまで、ヘルシオとホットクックのどちらかしか買えない場合、ホットクックをおすすめする、とお伝えしました。
もちろんお金に余裕がある方は両方買うことで、料理生活がさらに楽しくなるかと思います。
ちなみに、両方買う場合は、電子レンジを捨てずにとっておくことをおすすめします。
理由は、ヘルシオでまかせて調理使用中は、電子レンジが使えない、というのが意外と不便だからです。
料理家電は進化し続けていますが、ようやく一家に一台普及できるくらいに実用的・汎用的になってきたと思いますので、今後が楽しみです。
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