ダヴィンチnanoを使って色々作ってみたのでレビューします。
- XYZprinting社のダヴィンチnano wを使用
- フィラメントはダヴィンチnano付属のものを使用
- 印刷データはXYZprinting社のColor 3D Galleryと、Thingiverseという3Dデータサイトのものを使用
ギターピック
構造がとてもシンプルなので初心者におすすめです。実際にピックとしても使えますが、ピックとしてはやわらかめ(Thin相当)でした。厚めが好きな方は別のデータを探したほうが良さそうです。握るところが少し厚めになっていますが、裏面は真っ平らです。
カラビナ
構造がシンプルなので、初心者向けです。市販のカラビナは開閉するための機構がありますが、これには機構はなく、素材の弾力だけで開閉させます。普通に開閉できるので、実用もできそうです。
iPad mini スタンド
iPad miniなどのタブレットを立てかけられるスタンドです。普通のiPadを縦に立てかけることはできませんが、iPad miniの横向きに立て掛けられます。我が家ではKindle Paperwhiteを立て掛けています。
こちらも印刷が一回で済み、機構がシンプルなので作りやすいです。底面の面積が広く、台から剥がしにくいので注意が必要です。頑張ってヘラで無理やり剥がしました。
ネクタイピン(歯車ギミック付き)
このネクタイピン、歯車が回転します!
歯車が回転するギミック付きネクタイピンです。メカやギミックが好きな人にはとてもおすすめです。印刷は、歯車4本とネクタイピンの2回必要ですが、一度にまとめて作ることもできます。ただ一度にまとめて作ろうとすると、ネクタイピンが失敗したときに歯車もその影響につられて失敗してしまうので、確実に作るには別々で印刷するほうがよいです。
万力
ネジ方式の万力です。実際に使うことができます。ネジが3Dプリンタで作れたときは感動しました。ネジの溝には完成直後はサポート材が残っており、一回では噛み合わなかったので、カッターで少し削ったところ、噛み合うようになりました。挟むものを抑える丸い部品も、ネジの先端の丸い箇所に「カチッ」とはめ込めて、可動します。
自宅では夜間に3Dプリンタを動かせないため1部品作るのに1日かかり、完成までに合計3日ほどかかりました。
スマホ・タブレットスタンド
角度が変えられるスマホスタンドです。角度を変えてつまみを締めれば固定されます。残念ながら、数ヶ月使用した後に壊れてしまいました。つまみを閉めすぎて部品3の根本が折れてしまったためです。印刷時間が長く作るのに苦労しただけに、ショックでした…。(もう一回印刷すればよいのですが、一度壊れると再印刷はめんどくさいです。)
なお、実際これを使う場合は、ゴムなどの滑り止めをつけるとより良いかと思います。
おわりに
以上、3Dプリンタのダヴィンチnanoを使って作ったものをレビューしました。最初は1回の印刷でできるものから始めて、コツを掴んだら2部品以上のものに挑戦すると良いと思います。実際に役立つものが作れるかどうかも重要ですが、それ以上に「モノが印刷できる未来のような体験」が本当に驚き感動するので、ものづくりが好きな人にはぜひこの感動を体験してほしいです。
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