Panasonicの全録レコーダー DMR-BRX2060を購入したのでレビューします。
6つのTV局の番組を、ほぼ24時間×最大16日間、自動で録画し続けるって、実はすごいですよね。
おうちクラウドディーガ DMR-BRX2060は、Panasonic全録レコーダーのエントリーモデルです。この記事では、実際に1ヶ月以上使用してみてわかった「よいところ・気になるところ」をお伝えします。
開封〜外観
同梱品は以下です。
- 本体
- リモコン
- リモコン用電池
- 電源ケーブル
- 取扱説明書
- B-CASカード 2枚
本体はコンパクトなので、小型液晶テレビでない限りは、上にテレビを置くという運用は難しそうです。また、全面の蓋はディスクを出し入れするとき以外は開けることはありません。私の場合Blue-rayも見ないので、全く開閉しません。
接続
- 地デジアンテナ入力 …アンテナをつなぎます
- 地デジテレビ出力 …テレビへつなぎます
- BS/100度CS入力 …アンテナをつなぎます
- BS/100度CSテレビ出力 …テレビへつなぎます
- HDMI出力 …テレビへつなぎます
- HDD用USB …容量を追加したいときはHDDをつないで拡張できます
- LAN …有線LANをつなぎます (無線LANも対応しています)
無線か有線のLANをつないでおくと、公式アプリ「どこでもDIGA」を使って動画を見られるようになるので、接続するのをおすすめします。
感想:よいところ
全録ってそもそもめちゃ楽
全部録画されているから、とにかく楽!
テレビとの付き合い方がガラッと変わります。
- SNSで話題になった番組も後から見れる
- 「録画しておけばよかった…」がなくなる
- 「録画予約」の作業がいらない
- 年末の特番も後でゆっくり見返せる
- 「番組始まっちゃうから早く帰らなきゃ!」がなくなる
1週間分の全番組録画なら、画質も十分
バラエティやドラマを見る分には十分な画質に設定できます。画質は12倍がおすすめです。
全録レコーダーは、録画画質を良くするほどデータ容量を食うので、録画できる時間が短くなります。一番画質の荒い15倍に設定すると、ワンセグレベルの画質になってしまい、テロップ文字が潰れてしまいます。そのため私は画質を12倍に設定しています。これなら文字は潰れないし、かつこの設定でも6ch×ほぼ24時間×1週間分は録画できるので、おすすめの設定です。
CMがスキップできる
録画した番組は、リモコンでCMをスキップできます。1時間番組を実質50分程度で見ることができるので、時短になります。
スマホでも見れる
全録をLANに接続しておいて、公式アプリ「どこでもDIGA」を使うと、全録に録りためたものをスマホやタブレットで見ることもできます。ゴロゴロしながらスマホで見たり、外出先で友達に見せたりと、意外と活用する場面があります。
付属のリモコンでテレビも操作できる
我が家のテレビはソニー製なのですが、DMR-BRX2060付属のリモコンでもテレビの操作ができます。これが地味に便利で、入力切替や、リアルタイムの番組をちょっと見たいときなどに活用しています。
コスパがいい
全録のハイエンドモデルは、10万円以上しますが、その割に目立った機能が見当たりません。(HDD容量や、チューナー数くらい。)NetflixやAmazon Prime全盛期に、テレビ関連で10万円以上の投資はちょっとはばかられますが、DMR-BRX2060は全録のエントリーモデルで6万円程度なので、コスパの良さを感じます。
感想:気になるところ
わかりにくい言葉 「通常録画」と「チャンネル録画」って何?
私が最初につまずいたのは、「通常録画」「チャンネル録画」という言葉です。
「チャンネル録画」は、NHK、日本テレビなどの「チャンネル」をまるごと録画することです。つまり、番組単位で録画予約するのではなく、「チャンネル」を録画する、という新しい考え方なので、「通常録画」とは分けているのだと思います。
また「チャンネル録画」は、24時間ほぼずっと録画することもできますが、「時間を指定したチャンネル録画」もできます。これは、例えば「深夜2時から朝7時は興味ないから録画しないようにする」という設定をすることで、HDDの容量を節約できます。
「通常録画」は、特定の「番組」(1時間とか2時間とか)を、番組表から録画することを指します。他にも、パッと録画ボタンを押して録画することも「通常録画」と言っています。
この考え方がわかると、「チャンネル録画専用チューナー」「通常録画専用チューナー」「チャンネル録画・通常録画切換チューナー」の区別もつくようになりますので、導入がスムーズになります。
画面がわかりにくい
初期設定さえ済ませれば、番組表を見ながら番組を選ぶだけなので、見たい番組を探して見るところまでは問題なく使えます。
ただリモコンのボタン数が多く、また設定画面は一見して意味がわかりません。Apple TVやFire TV Stickなどのシンプルなユーザーインターフェースに慣れていると、使いにくと感じます。
面白そうな機能はたくさんついているのですが、一生使わないであろう機能もたくさんありそう、という印象です。
関東だと、もう1ch欲しくなる
チャンネル録画は6chまでしか設定できないので、ちょっと足りないと思うことがあります。
私の場合、チャンネル録画したい番組は、NHK、NHK教育、日テレ、フジテレビ、テレ朝、TBS、テレ東の7chなのですが、この機種は最大6chまでしかチャンネル録画できません。泣く泣くNHK教育を諦めました。ただどうしても録画したい場合は通常録画すればNHK教育の番組も録画できます。
チューナーは7つありますが、チャンネル録画専用×4、チャンネル録画・通常録画切換×2、通常録画専用×1 という割当てになっています。私は通常録画専用×1以外の6つをチャンネル録画に割り当てています。運用としては、6つのチューナーでチャンネル録画し、残りの通常録画専用のチューナーで、NHK教育などのたまに録画したい番組を録画しています。
よくある質問
ファンの音はうるさくないの?
静かです。同じ部屋にいてもファンの音は聞こえません。
テレビを見すぎちゃうんじゃない?
私は、逆にテレビを見る時間が減りました。「いつでも録画されてるし、後で見ればいいか」と思うようになりました。
このモデル(DMR-BRX2060)はどんな人におすすめ?
とりあえず全録のテレビ生活を体験してみたい人におすすめです。6ch×24時間×1週間 という設定をコスパ良く体験できます。
BSなども全部録画したい、という特殊な理由がない限り、このモデルで十分だと思います。
BRX2060とBCX2060って何が違うの?
「BRX2060/BCX2060の両品番において、商品スペックに差異はありません。」とパナソニック公式サイトに記載があります。要するに同じです。
「ほぼ24時間」ってどういうこと?
毎日数分〜数十分間、データ整理などで録画できない時間があるため「ほぼ24時間」と言っています。その時間を深夜4時とかに設定してしまえば、実使用上問題はありません。
おわりに
panasonicの全録レコーダーを紹介しました。
全録生活をとりあえず安く体験してみたい、という方にはぜひおすすめします。
「録画予約」や「見逃し後悔」から解放される全録生活、体験してみてはいかがでしょうか。
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